Back Number 185

(無題)

 投稿者:ピーター中野  投稿日:2013年 8月18日(日)09時32分13秒
  布施院さん ありがとうございます。あの長い90分もの放送をよくぞ、途中、放置せずに聴いていただきました。これまでテレビ、新聞で何十回と聴いてきた戦争体験よりも、ずしんと響く地方の古老の話と20才にも満たない無名の少年少女が、ひっそりと平成の平和な丘に人知れず眠っている事実に頭をどつかれた思いで歩き集めた橋本といういち田舎の空襲でした。
空襲という名と対極にあるような緑豊かなこの地。たまたま大阪転勤でロケーションにほれこんで通勤1時間半の不便承知で移り住んだ、その時はホンの腰掛け意識の転居が、25年目になりました。趣味のPPMバンドは相変わらず飽きることなく、今朝もこれから音楽スタジオでメンバー4人で半日、練習に向いますが。
どこまであの戦争の悲劇悲しみ愚かさを追体験できるか分かりませんが、そろそろ歳も歳、
次の世代に少しでもバトンタッチして、悲劇を繰り返してはならぬものかと思います。

今日8月18日日曜 6時半から最後の再放送があります。
先日、そのつもりで聞きそびれたという方がもしやいましたら
あのPPMバカのあいつの遺言だと思って、聴いてやってください。

FMラジオでの受信エリアは和歌山県ですが、パソコンなら世界中で聞けます。

PPMの練習に出かけます。これから。
また時々、のぞきかつ書きますネ、
 3年D組 当時、放送部 そしてあれから50年経って、リタイア後によもや
放送部のノリで本物のラジオ局でやれるとは夢にも思っておりませんでした、
これだから、人生あきらめちゃダメですねえ。

日本の歌

 投稿者:布施院  投稿日:2013年 8月16日(金)18時00分46秒
  そういえば、ピーター中野さん制作のラジオ番組のつなぎで流された日本の歌の数々。 どれも、心にしみるいい歌ばかりでした。 改めてわが祖国を思うとき、そこにあるのは優しさや、人の情けだなぁ、などと、超日本人的センチメンタリズムに陥る私ですが、これは本音です。

でも、日本を取り巻く世界の状況は過酷であり、予断を許さない。

日本の防衛は知恵と努力でやってかなきゃなんない。 アメリカ、ロシア、中国、その他の外国にすべての情報が読まれてしまっている我が国がちょっとやそっとの武器を配備したところで、今の若者がその武器を持って立ち上がることもできない、資源も無い我が国は、むしろ情報開示、世界に向けて凛とした姿勢で生きることを示して、挑発には乗らず、世界に根を張った教育と人脈を作り、次元の異なる生き残り戦略を考えなくてはならない。

むしろ、昔の日本の歌を聴いてしんみりしている時ではなく、知恵と人脈で世界に打って出る教育と戦略が大切だ。 残念ながら、ノスタルジー、ルーツとしての日本の歌は大事にしたいが、世界の歌を聴いて、世界を理解しないと、帝国陸軍の失敗から何も学ばなかったことになる。

その意味での語学教育はもっと真剣にやらなければならないし、世界史も必須だ。 海外留学を10倍にしなくてはならない。 もっとも、海外にでてみると、日本人部落を作り、日本人だけでグループを作り、集まって日本食をたべているダメ組がなんと多いことか。 目を覆いたくなるほどだ。 日本人としての誇りを持てとかいう言葉もあるが、日本人としてではなく、人として誇りを持てる生き方さえできれば、国籍、人種を問わず、根無し草になる恐れは無いはずだ。 人として誇れる生き方ができる人がこの国に多くいてこそ、誇れる我が国と言えるわけで、わけのわからない祖国という言葉に踊らされて特攻隊に入隊する必要は無い。 あほのために死ぬ必要はない。 別の選択があるはずだし、それができない国のために死ぬ必要は無い。

ただ、そのためには、世界の事情に目と耳を開けて、正しい判断をしていく英知が求められる。 惰眠と駄食と独りよがりの世界観からは無知による取り返しのつかない間違いが起きる。 残念ながら、日本の歌だけを歌って抒情に浸っていられる状況ではなくなっているのが現実だ。 残念ながら。 
 

スイス ピラタス山 トレッキング

 投稿者:布施院  投稿日:2013年 8月16日(金)06時00分51秒
  というほど大げさなものではありませんが、スイスのルツェルンの町の背後にそびえるピラタス山にケーブルカーでのぼり、山腹をハイキングしてきました。 天に向かって垂直に伸びる背の高いモミの木の木陰の木漏れ日のあるところに群生するブルーベリーや、ワイルド・ストロベリーをつまんでは食べ、大いに満足。 家族で久しぶりの山歩きは楽しかったけど、くったびれました。

一番下の写真は黒いのが熟したものは甘くておいしいBrombeerと赤いのは香り豊かなHimbeerでラズベリーですね。 近所の森のお散歩での収穫。


 

中野さんの放送聴きました

 投稿者:布施院  投稿日:2013年 8月16日(金)04時13分51秒
  よく足を使って情報を掘り起こしましたね。 当時の悲惨な経験をした人自身が記憶が定かでなくなっていたり、忘れられない思い出として記憶していたり、さまざまでしたが、米軍の艦載機による機銃掃射の際に、赤ちゃんをおぶっていた若いママさんがワーッと叫び声を出して走り去った(おそらく背中の赤ちゃんに弾が命中したのだろうと思われます)とか、目を背けたくなるような姿で若い女性が打ち抜かれていたとか、駅に停車していた列車に多量の松根油のドラム缶が積まれていたところを狙って米軍の機銃掃射が行われたのだと思われるが、なぜその情報が敵にわたっていたのか、おそらく、密告者がいたのではないか、などという発言など、生々しい情報がいろいろとありました。 日本の通信網はおそらく傍受され、米軍には筒抜けだったのではないかとお思えるし、当然ながら密告者もいたのかもしれません。 6人の犠牲者、あるいは、実際にはもっといたのかもしれない犠牲者はたまたまそこに居合わせて犠牲になったのでしょう。 米軍が無差別攻撃をしたということではなさそうに思えました。 昭和20年7月24日午前10時ということは、原爆まで秒読み、日本はすでに完全に防衛能力を失っていたときだ。 あと3週間もたてば終戦の日を迎えられた方々が命を落とされた。 もちろん、これは日本のごく一部で起きた事件であり、実際は比較にならないほどの大悲惨事が硫黄島でも、沖縄でも、満州でも起きていたわけだし、その後のシベリア抑留や満州からの命からがらの引き上げ、ないしは、もっと多くの引き揚げきれずに命を落としたり、家族を目の前で死に別れたり、食い物も薬も無いままに妹や弟の餓死や病死を見届けなければならなかった幼い命もあったわけで、そんな悲惨なことはもう聞きたくもないというのが人情ながら、やっぱり忘れたらまずい。
中野さんの今回のレポートはお隣さんの、ご近所さんの肉声として、ついつい政治に利用されがちが戦争報道などではない身近な話としてこの終戦の日にネットラジオで流されたということで大変意味のあることだったと思います。ご苦労さまでした。大変な労力を使われたと思いますし、その戦争体験を後世に伝えようとする姿に感動しました。 えらい!  
 

Er ist wieder da

 投稿者:布施院  投稿日:2013年 8月15日(木)04時43分25秒
  買ってきました。 出だしは面白おかしくスタート。 これが背筋も凍る話に変わっていくらしい。 ふんづまり状態の政治と、長引く不景気、リストラ・失業増大と庶民のうっ憤、隣国との軋轢、平和憲法のもとでの兵力増強への足音。 まさに、独裁者を求めるベースが各地に生まれつつあるという見方もできる状況にはある。 そして、経済最優先という甘いプロパガンダにYESと言わされた国民から「民主的に選ばれた」「彼」のような現政権はすでになんでもできる立ち位置にいるということ、そして、国民がすでに彼に全権を与えてしまったように見受けられること。 かなり危険な状況にあることは間違いない。  

ピーター中野さん、おひさ~!

 投稿者:布施院  投稿日:2013年 8月14日(水)20時58分54秒
  ようこそ、ご投稿ありがとうございます。 ご活躍のご様子大慶に存じます。

FMはしもとはこちらですね?
http://816.fm/

和歌山県橋本駅まで飛行機による機銃掃射が行われたわけですか? 一般人への無差別攻撃だったわけですよね。 勝てば官軍、アメリカは正当防衛を謳っているが、それも、当時のばかな戦争に走った我が国の失敗の結果だと思えば、単に敵を恨むことはできない。 いかにこんなバカなことが起きないようにするか、これからの知恵が求められているということだと思われます。 小泉劇場に似た今回の自民党の圧勝に背筋の凍る思いはあるものの、民主を始め、それに代わる人材とシステムを生み出せない我が国の脆弱さはいまだに残っていて、この惨劇が過去の話では無く、実在しているリスクだという認識を共有したい。

おりしもドイツではEr ist wieder da(彼がまたいた)という題名の小説が大ヒット中。 本来ヒットラー礼賛はご法度のドイツでヒット中のこの小説は1945年に死んだはずのヒットラーが2011年にベルリンの公園でよみがえるが、周りの人はこれが本物のヒットラーではなく、単なる物まねの道化と思い込み、彼はマスコミの寵児と化す。 そこで、彼は、時代の問題点を鋭く指摘し、次第に世間の評価を高めていく、というプロセスが当時、ヒットラーがとった行動と全く同じであり、それが現代にそのままあてはまってしまうという、可笑しさと恐ろしさを描いた小説である、という話を聞いたので、僕も読んでみようと思っているところです。 まさか、このドイツでそれは無いだろう、というところが、おっとどっこい、結構やばいかも、というところがすごい。 逆に、それを聴くにつけ、日本の脆弱さはさらに痛感されるところだ。 我々は例の大戦を風化させてはならないし、風化させないようにしようとしているという現実そのものが相当やばい状況であるということを認識する必要がある。 こんなことをネットにいつまでも書ける日が続くとは限らない。 明日特高が玄関に来てもおかしくは無い時代が近づいている可能性がある。 すでに、山本太郎出演の反原発をテーマにした映画はどの映画館も上映しない状況が生まれていて、毎日数百トンの放射性物質を含む排水が海に流れている状況の中で原発再稼働の動きが急だが、だれもそれを止められず、経済優先などという甘言に踊らされているのは郵政民有化賛成ですか、反対ですか、という○×の問いで、国政が危うくなる現実に極似している。

中野さん、お仕事ご苦労様でした。 NETラジオ聞いてみます。
 

ご無沙汰しています3D中野です。

 投稿者:ピーター中野  投稿日:2013年 8月14日(水)18時25分2秒
  大変、ご無沙汰いたしております。

川井さんのご努力で今もつづいいているこのホームページ
時々、のぞかせていただいております。
今さら・・・と叱責も覚悟の上で書かせていただきます。

小生、この4月に開局しました地元ラジオ局 FMはしもと にて
パーソナリティとして朝の番組「ワイドモーニング」(月火木金AM8-10時)を担当
する一方、下記の終戦記念番組の制作に追われていました。

あの戦争を風化させてはならない思いで、必死に作りましたが、
所詮、素人ゆえ、その思いがどこまで伝わるのか甚だ心細いものが
あります。

もし、よろしければこの機会にぜひお聴きいただきたくお願い申し上げます。

★FMはしもと は和歌山県橋本市ほか紀の川筋を受信エリアとしていますが、
 サイマル放送でパソコンで放送中の番組をお聴きいただけます。
 下記、FMはしもとのホームページから「NETラジオ」をクリックします。

FMはしもと
 ~終戦記念特別番組~再放送のお知らせ~

8月15日 68年目の終戦記念日を迎えます。
FMはしもと 終戦記念番組
「橋本駅 機銃掃射の記憶」を再放送します。

昭和20年7月23日
米軍機の橋本駅、機銃掃射によって市民6人の命が奪われました。
内4人は20歳以下の若い命でした。

橋本駅の北の丘、丸山公園に銃弾の跡と、その名前が刻まれています。
あの惨劇を忘れない、あの日を、あの戦争を風化させてはならないと考えます。

あれから68年。
目撃者を探し、記憶を追い求めて取材2ヶ月。
そしてそれは生々しい証言の数々でした。

「橋本駅 機銃掃射の記憶」

■再放送は8月15日 木曜 午後15:00から16:30。
また、8月18日 日 18:30から20:00にも再放送致します。

語り継ぐ、あの日。ぜひ、お聴きください。
 

ジャガイモ、バター、チーズ

 投稿者:布施院  投稿日:2013年 8月14日(水)12時00分22秒
  この組み合わせは最強ですね。 ワラに寝たホテルの夕食も、朝食も結局、この三位一体の霊験あらたかにして、素朴ながら豪華絢爛なほかの料理に十分対抗できる。 ポテトの場合は、塩茹でが一般的でしょうが、ちょっと手を加えることで、スライスしたうえにクリームソースにつけて、チーズを乗せてオーブン焼きにしたおフランス風のポテトグラタン、マッシュポテトにしたり、薄切りにしたものを揚げたものに塩をふるだけでもおいしいし、あ、おもいだしたぞ、一度揚げたものをベーコンと玉ねぎと一緒にこんがりと痛めたドイツのBratkartoffeln、あー、もっと思い出したぞ、スペインのタパスレストランで食べたPatata Bravas、賽の目とか薄切りにしたポテトをこんがりするまで深揚げして、それにマヨネーズ+ケチャップ+生クリーム(小生は豆乳を使用)+オリーブオイル+ニンニクのすり身+塩+胡椒+唐辛子(小生はラー油を代用)を混ぜたものをかけて食べると、もう止まりません。 ニンニクの臭みもとまりません。 あぁ、これおいしい。
和風に行けば、当然、肉じゃが君も、まさかあっしをお忘れじゃぁござんせんよねぇ、なんてお控えなさっているし、外食のカレーの中におじゃがが見つかればうれしい。 自宅のカレーにはなぜか、肉よりもジャガイモのほうが多い。 肉よりもジャガイモのほうが多いのはいかがなものか、という気がしないでもないが、そのジャガイモがおいしいのだからそれは貧乏人のヒガミのようなもので、肉が多くてもジャガイモの無いカレーなんて結局つまらない。
ジャガイモを発酵・蒸溜して作るアルコール度40%近い高揮発性飲料も時として飲んでしまうこともあるが、これもまた結構。 スピリッツというやつですから、精神の高まりを感じる。
スイスも山のほうにいけばラクレットといって、塩茹でおじゃがに熱で溶かしたチーズをかけていただく料理があり、これもチーズフォンドュと並んでスイス名物。
でも、おばあちゃんが昔作ってくれていた根菜の煮つけに入っていた素朴なジャガイモの味を思い出して、うーん、しんみり。 それが一番食べたいかなー?
 

アイダホポテト

 投稿者:クール子  投稿日:2013年 8月14日(水)10時31分54秒
   布施院さんの旅行記は変わった面白い話があるので、楽しませて頂いてますが、よく身体続きますね! ちっともスローダウンの兆候が見えないけど若いときからしていると慣れてしまうのね。
 こちらは我が家からの行動範囲がせいぜい20-30KMくらいのところで動いているので、旅行記なるものはほとんどないですが、頭の中で思いつくことは少しはあるので・・・。
 布施院さんのホテルの食事を見て思い出しましたが、ポテトもアメリカのは大きいのがあり、アイダホポテトという言葉が立派なポテトの代名詞。(ほんとかどうか知りませんが) 私はアイダホのど田舎には2年ほど住んでいたことありましたが、赤ん坊の頭くらい有ると聞いていた美しいポテトにはお目にかかったことなし、だから味わったこともなし。多分立派なのは州外に売ってしまうのかと思ったりしてました。 先日WebSiteで冷凍のDouble Baked Potatoというのを主人が見つけて注文しましたが、着いたのをみたらかなり立派な大きさでした。これが多分アイダホポテトなのかしら。 味もバターたっぷりで心臓にはよくないくらいおいしい。私が作ると健康を考えてるわけでもあまりないのですが、味がリッチではないそうで、冷凍を買い続けるようです。
Double Baked PotatoというのはBaked Potatoを作り、それを2つに割って皮とその辺りに身を少し残し、取り出した中身でマッシュポテトを作り、それを皮に詰めてチーズをかけてオーブンでチーズが解けるまで焼いたもの。こってりしておいしい。
ついでにおいしいマッシュポテトの作り方を紹介すると、ポテトをゆでてつぶしてから、バターとてもたっぷり、塩、こしょう少々をいれ、ブレンダーでこってりしてくるまで攪拌。こってりしすぎと思ったら暖めた牛乳を少々好みの柔らかさまでいれます。青ねぎのみじん切りを少々入れてもよし。これおいしいですがコレステロール気にする方にはあまりお勧めしません。
ということでまた食べ物の話。 あまり面白い話ではなかったかな? ではまた。
 

南仏山岳ロード走破

 投稿者:川井 浩  投稿日:2013年 8月13日(火)21時19分24秒
  カンヌでの仕事を終えて、モナコ、コート・ダ・ジュール、ジェノバ、ミラノ、サン・ベルナール峠、という順に来るときに通ったルートをたどれば、これほどの苦労は無かったものを、地中海沿いの狭い渋滞だらけの高速を思い出して、ふと見たグルノーブルという標識に向かってハンドルをとっさに取ってしまったのは、いつもながらの僕の人生行路への判断に似て、後悔先に立たず、あとの村祭り、まさか、こんな断崖絶壁の山岳ロードだったとは。 しかし、その幾重にも続く山また山の景観は圧倒的で、山岳ロードドライブを楽しんだ、といえば、負け惜しみに聞こえるかもしれないけど、それなりにとても楽しみました。

やっとのことで、グルノーブル経由、モンブラン、シャモニーなどの標識を横目てみつつ、スイスのジュネーブに入り、インターラーケンからベルナーオーバーラントの細道に寄り道すれば、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山が目の前に立ちはだかる。 結局二日がかりの山岳ロードドライブとなってしまいました。 幸いに天候に恵まれ主峰級の山々がその全貌を惜しげなく見せてくれたのはラッキーでした。